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東西のプログレッシブをつなぐ − 1997年設立  |  Linking Progressives East and West Since 1997

FARC指導者「モノ・ホホイ」殺害の重要性

November 21, 2010 by tokyoprogressive Leave a Comment

ギャリー・リーチ
Colombia Journal 原文 (ENGLISH)
2010年9月24日

9月23日、コロンビア軍がコロンビア東部にあるコロンビア革命軍(FARC)ゲリラのキャンプ地に大規模な作戦を仕掛けた。この軍事行動により、 FARC司令官で書記局メンバーのホルヘ・ブリセニョ—-「モノ・ホホイ」の名でも知られている—-が殺された。45年にわたる武力紛争の歴史の 中で、政府が7人からなるFARCゲリラの書記局メンバーを殺したのはこれがようやく2度目のことだった。1度目は、ラウル・レイェス暗殺で、2年半前の ことであった。ところで、モノ・ホホイ殺害はどのような意味を持つだろうか?

予想通り、コロンビア政府高官はすぐさま、400人の兵士そして30機以上の航空機とヘリを投入した今回の軍事作戦が成功したことの意義を吹聴し始めた。 モノ・ホホイ殺害に関して、コロンビア大統領ホルヘ・マヌエル・サントスは「FARCの全歴史を通して最も大きな打撃となった」と宣言した。一方、ロドリ ゴ・リベラ国防相は、FARCからの脱走者が提供した情報により軍はモノ・ホホイの居所を攻撃することができたという事実に言及し、「FARCは内部から 崩壊し始めている」と述べた。

積年の指導者だったモノ・ホホイを失ったことでFARCが打撃を受けるのは間違いない。ホホイがFARCに入ったのは1975年、12歳のときで、その 後、FARCの兵士の約40%を擁する最大の部隊で司令官に登りつめた。そうした中で、彼はFARCの一般兵士から最も尊敬される指導者の一人となった。 尊敬を集めたのは、彼の部隊が兵士や警察を捕虜にしたり民間人を誘拐することに大きな役割を果たしたために、FARC司令官の中でも最も無慈悲な存在と見 なされたためだけではなかった。自分の司令下で適用した社会経済的政策によるものでもあった。

多くの点で、モノ・ホホイはFARCに見られる複雑さと矛盾を体現した存在であった。彼は無慈悲な軍事作戦家として1990年代後半にコロンビア東部で軍 の基地に対し大規模な攻撃を加えて成功させた。これに衝撃を受けた米国政府はプラン・コロンビアのもとで米国の軍事介入を劇的に強化した。モノ・ホホイは また、広範にわたり人権侵害を犯した責任者でもあり、自分の司令部の活動地域で民間人の誘拐や殺害も行ってきた。

一方、モノ・ホホイに関する報道でほとんど無視されていることだが、彼が率いた部隊はFARCの中でも最も進歩的な社会経済政策をいくつか実施したため、 コロンビア東部の農民はその恩恵を被ってきた。20年以上にわたり、モノ・ホホイの支配下にある山間部地域の小さな町で、FARCの公共事業計画により大 規模なインフラ改善が実現されたところは多い。FARCは数百マイルにわたる道路を建設して数十のコミュニティを相互に繋げた。ワシントン・ポスト紙の記 事によると、2003年には、メタ県のFARC公共事業担当責任者エフライン・サラサールは100万ドルの予算を管理し、事業の労働に従事した民間人に月 額125ドルの給与を払っていたという。

1990年代に、モノ・ホホイはFARCの税金収入を使って、政府からずっと無視されてきた山間部の町や村に送電網を建設した。ホホイはまた農地改革プロ ジェクトを監視し、2002年と2003年にはメタ県南部で10の大牧場を解体して小さな土地に分割し、自給自足の農家に分配した。

さて、結局のところ、モノ・ホホイの死によってどのような影響が出るだろうか? コロンビア政府高官やアナリストたちの多くは、彼の死はFARC終焉の始 まりであると主張している。しかしながら、 2008年3月、FARC書記局のメンバー3人—-マヌエル・マルランダ、ラウル・レイェス、イバン・リオス—-が死んだときにも同じような主張 がなされてきたが、FARCはそうした打撃を生き延びただけでなく、過去1年は軍事活動を強化してさえきた。実のところ、この1カ月でFARCは50人以 上のコロンビア軍兵士と警察官を殺害した。過去数年の中でも、この1カ月は最も流血沙汰の多い時期だったのである。

モノ・ホホイの死が短期的には、とりわけ兵士たちの士気低下と脱走の増加に関してFARCへの打撃となることは確実であるが、長期的にはもしかするとそれ ほど大きな影響を与えないかもしれない。というのも、結局のところ、モノ・ホホイの影響力と役割は、彼が特に糖尿病をはじめとする健康上の理由から、ここ 数年、既に縮小していたのである。さらに、軍事的な敗退にもかかわらず、FARCには経験豊富な中級司令官が依然として数多くおり、そうした司令官が階級 を上げることになる。これは、マルランダとレイエル、リオスが死んだ2年半前にも見られたことである。

アナリストたちの多くはさらに—-やはりマルランダとレイェス、リオスの死のあとでと同じように—-、軍事的打撃を被ったため、新たなFARCの 最高司令官アルフォンソ・カノが交渉に応じる可能性は高いと論ずる。アナリストたちのこうした議論の根拠として、カノは長いことFARCの政治的指導者で あったため、モノ・ホホイのような軍事的指導者よりも交渉に応ずる意志が強いのではないかという仮定がある。けれども、カノが交渉に対してより前向きだと いう仮説は誤っている。というのも、この新たなFARC司令官はイデオロギー主義者で、ゲリラの政治的理念を妥協させる可能性はかえって少ないと思われる からである。

興味深いことに、モノ・ホホイの死の前も現在も、交渉に対する最大の障害はFARCではなくてコロンビア政府であった。以前、ウリベ政権時代には、政府 は、FARCが交渉にあたって非戦地帯を設けるといった要求を出す限り交渉には応じないとの立場を取ってきた。先週、FARC司令官カノは、FARCは 「条件なしに、元政権と交渉し、コロンビアの社会紛争・武力紛争に対する政治的解決を検討する」用意があると発表した。しかしながら、サントス政権は和平 交渉を開始するにあたって条件をつけており、FARCに対してまず軍事攻撃と誘拐を停止するよう求めている。

レイェスの死と同様、モノ・ホホイの死も、プラン・コロンビアのもとでの米国による軍事援助の影響の大きさを示している。FARC司令官2人を殺した軍事 作戦を行うことは、10年前にはできなかったろう。コロンビア軍の情報収集能力があがったこと、さらに米国から提供を受けたヘリにより、よく訓練された戦 闘部隊を緊急展開する能力がついたことにより、FARCは守勢に回った。FARCゲリラの内部通信網は弱体化し、指導者が遠隔のジャングル地帯で見つから ずにいる範囲も大きく制限されてきた。

コロンビア軍の軍事力が大幅に増強されたことを考えると、次にFARCの最高司令官カノが戦場で戦利品となったとしても驚きではない。結局のところ、軍は 4000人以上の兵士を、ただカノを追い詰めるためだけに投入しているのだから。しかしながら、これまでもそうであったように、指導者が殺されれば新たな 指導者が生まれるだけであり、FARCの部隊が書記局と定期的な連絡はあまり取らずに各地の地域単位で活動していることを考えると、モノ・ホホイやカノ、 そして上級司令官の誰が殺されたとしても、現場のFARCの活動にはあまり直接的な影響はないだろう。したがって、FARCは今後もまた長年にわたり、何 らかのかたちで武力紛争を継続することになるだろう。

結局のところ、交渉による解決がコロンビアに平和をもたらす唯一の道であるが、本当に暴力に終止符を打つためには社会正義を伴う平和でなくてはならない。 しかしながら、最近の軍事的成功に力を得た政府は、コロンビアに存在する巨大な貧富の差が問題視され支配エリート層の利益を脅かすような、社会経済的な現 状に影響を与える和平プロセスを進める意図はほとんどない。

■ 辺野古通信

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■ 11/17自衛隊イラク派遣なんだったの!?池住義憲さん講演

日時:11月17日19時~(開場18:30)
会場:ネコノマ(東京都新宿区富久町33-3 猫の家1階)
お話:池住義憲さん(自衛隊イラク派兵差止訴訟の会代表)
主催:多目的スペース/ギャラリー「ネコノマ」
参加費:1000円(ワンドリンクつき)
お問い合わせ:ネコノマ 050-1283-2309

■ 11/21第7回劣化ウラン兵器禁止を求める国際行動デー

日時:2010年11月21日(日) 13:00開場 13:30~17:00
会場:明大リバティータワー15F1156室
道順:JR「御茶ノ水」駅御茶ノ水橋口下車4分
お話:高遠菜穂子さん(イラクホープネットメンバー)
「救え!イラクの子供たち-激増する先天性欠損症」
志葉 玲さん(フリージャーナリスト)
「イラク戦争検証=イギリス視察報告と日本での展望」
参加費:当日1000円、前売り800円(たんぽぽ舎でも扱っています)
共催:劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク・現代史研究会
連絡先:たんぽぽ舎気付
TEL・FAX 03-3238-0056(TEL…13:00~20:00)

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■ 映画『“私”を生きる』完成記念シンポジウム

「“私”を生きる」とはどういう生き方なのか
日時:2010年11月23日(火曜日・祝日)
午後2時〜午後5時(開場 午後1時30分)
場所:東京・明治大学 駿河台キャンパス リバティータワー 地下8F 1083教室
詳しくは、ジャーナリスト土井敏邦さんの映画『“私”を生きる』完成記念シンポジウム案内ページをご覧ください。

■ 南京大虐殺・幸存者の証言を聞く会 in 神戸

証言:機関銃の集団虐殺から生き延びて
郭秀蘭さん(1932 年10 月8 日生)
日時:2010 年12月8日(水)午後6時30分
会場:神戸学生青年センターホール
TEL 078-851-2760
参加費:1000円(学生500円)
幸存者招請のための募金をお願いします:
送金先・郵便振替<00930-6-310874 むすぶ会>
主催:神戸・南京をむすぶ会
〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1 神戸学生青年センター内
TEL 078-851-2760 FAX 078-821-5878
後援:神戸学生青年センター

益岡賢 2010年11月9日

Filed Under: Japanese/日本語 Tagged With: 南米

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