大きな「NO」とともに「県民は屈しない」と記した青い紙を掲げて県庁を包囲した「10・9県庁包囲県民大行動」の参加者ら=9日午後、那覇市の県民広場(花城太撮影)
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対の意思を示そうと、県内の市民団体などが9日、人間の鎖で県庁周辺を囲む「止めよう新基地建設!10・9県庁包囲県民大行動」を実施した。約3800人(主催者発表)が集まって県庁をコの字型に囲み、県内移設阻止へ気勢を上げた。沖縄防衛局が提出した埋め立て工法の変更申請について、県が不承認にすることも求めた。
キャンプ・シュワブ内で建物の解体工事が始まった7月1日以降、建設に反対する集会は今回で3回目となる。昼食時に集まった県民や親子連れに加え、海外から訪れた人の姿もあった。名護市辺野古で抗議行動を続ける市民や、米軍ヘリパッド建設に反対している東村高江の住民も参加した。
参加者は県庁に向かって「辺野古新基地NO」「県民は屈しない」と記された青い紙を掲げ「子どものために埋め立てをやめよう」「未来のために新基地を止めよう」などとシュプレヒコールを上げた。県庁の外側に向かって、人の波をつくる「ピース・ウェーブ」も行われた。
ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「辺野古移設問題は、間違いなく私たちの勝利で終わる。私たちは現場で闘い続けるので、那覇や中部、南部の皆さんも勝利に向けて闘おう」とあいさつした。
高江の「ヘリパッドいらない住民の会」の石原理絵さん(50)は「辺野古の海もやんばるの森も沖縄の宝。宝と子どもたちの未来を、みんなで守って行こう」と呼び掛けた。
呼び掛け人として県議会野党4会派の代表もあいさつに立った。
英文へ→3,800 protesters surrounding OPG buildings say no to new US air base construction
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